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サブリースの「逆ざや」とは?

サブリース契約でワンルームマンションを運用しているものの、毎月の収支が赤字になる「逆ざや」に苦しむオーナーは少なくありません。「このまま保有し続けるべきか、それとも損を承知で手放すべきか」と頭を悩ませている方も多いでしょう。

結論から言えば、サブリース付きの逆ざや物件であっても、適切な出口戦略を立てることで売却は可能です。ただし売却には、一般的な不動産売却とは異なる専門的な知識や業者選びのコツが求められます。

本記事では、逆ざや物件の売却が難しいと言われる理由を解説したうえで、不利な条件を覆して納得できる価格で売却するための具体的な方法を詳しくご紹介します。

「逆ざや」サブリース物件は売却すべき?

「家賃収入よりも、ローンや管理費の支払いの方が多い」。サブリース契約でワンルームマンションを運用するオーナーの中には、こうした逆ざや状態が続き、毎月の持ち出しに頭を悩ませている方も多いでしょう。

結論からいうと、サブリース付きの逆ざや物件であっても、売却は可能です。ただし、売却を成功させるには、一般的な不動産売買とは異なる「出口戦略」を慎重に立てなければなりません。というのも、サブリース契約が継続している物件は買い手が極めて限定されるからです。

この記事では、逆ざや物件の売却が難航しやすい理由を紐解くとともに、その苦境を打開するための具体的な方法について整理しました。

なぜ「逆ざや×サブリース」物件は売却価格が下がりやすいのか?

投資用マンションの売却価格は、一般的に「収益還元法」によって算出されます。収益還元法とは、物件が将来生み出すと期待される収益から現在の価格を逆算する査定法。そのため、サブリース手数料を差し引いた後の賃料がベースになると、結果として査定価格も低く見積もられてしまいます。

加えて、サブリース契約が継続している物件は、自身で居住することを目的とした「実需層」が住宅ローンを利用しにくいという側面もあります。そのため、販売対象が投資家に限定されてしまい、買い手の分母が減ることで価格交渉においても不利な立場に置かれやすくなります。

さらに深刻な問題は、毎月赤字が出ている物件に対する投資家からの評価。収益が見込めない物件を積極的に購入しようとする層は限られているため、仮に買い手が見つかったとしても、売買条件には大幅な値引きを提示されるケースが少なくありません。

サブリース物件は、サブリース手数料による収益性の低下、逆ざやによる資産価値の毀損、そして買い手の限定という三重苦が重なることで、売却価格は通常の物件よりも大きく下落しやすい構造になっていることを、まずは理解しましょう。

「逆ざや」を解消して高く売るための戦略

逆ざや状態に陥っているサブリース物件であっても、適切な戦略を立てて臨めば売却価格を引き上げられる可能性があります。少しでも良い条件で逆ざやサブリース物件を手放すためのアプローチについて、以下で三つの視点から整理しました。

サブリースの解約交渉を先行させる

借地借家法の規定により、借り手であるサブリース会社の権利は強く保護されているため、オーナー側からの解約は決して容易ではありません。しかし、もし解約に成功してサブリースを外すことができれば、投資家だけでなく「自分が住むために買う」という実需層もターゲットに入ります。

一般の個人が住宅ローンを利用して購入できるようになれば、買い手の幅が一気に広がるため、結果として売却価格の大幅な向上が期待できるでしょう。

まずは手元のサブリース契約書を精査し、解約条件や違約金の有無を確認するところから始めてみてください。

サブリース付き物件を得意とする業者へ相談する

一般的な不動産会社の中には、投資用物件、特にサブリース契約が絡む複雑な案件の扱いに不慣れな業者も少なくありません。その点、サブリース特有の権利関係を熟知し、独自の投資家ネットワークを持つ専門業者であれば、条件の厳しい逆ざや物件であっても買い手を見つけ出せる可能性が高まります。

サブリースを維持したまま売却を目指す場合、依頼する業者の経験値により投資家の意向を汲み取った的確な価格設定や粘り強い交渉ができるかどうかが左右される、という点を理解しておきましょう。

損切り(損出し)のシミュレーションを冷徹に行う

逆ざや物件を抱えるオーナーの中には、「数年待てば相場が上がるかもしれない」という淡い期待を抱いている方もいるでしょう。もちろん将来的に相場が上がる可能性はあるかもしれませんが、しかし、その時期を待っている間も、確実に毎月の赤字は積み重なっていくことを忘れてはなりません。

ここで大切なポイントは、今この瞬間に売却して確定させる損失額と、このまま保有し続けた場合に膨らむ累積赤字を、具体的な数字で比較することです。感情を排し、「いつ、いくらで手放すのがトータルで最も合理的か」という視点を持って冷静にシミュレーションすることが、最終的には少しでも損失を抑えるための有効な出口戦略につながることもあります。

失敗しないための「売却業者」選びのポイント

逆ざや状態にあるサブリース物件の売却を成功に導けるかどうかは、依頼する業者選びにかかっているといっても過言ではありません。後悔しない選択をするために、特に確認しておきたい三つのポイントを押えておきましょう。

まず一つ目は、サブリース解約に関するノウハウと実績が豊富であるかどうか、という点です。借地借家法によって守られているサブリース会社を相手に法的根拠を持って対等に渡り合い、かつ解約に向けた交渉をスムーズに進めるためには、サブリース解約に関するノウハウと実績の有無が非常に大きな鍵を握ります。

二つ目は、ワンルームマンション投資の売却を専門に扱っているかどうか、という点です。たとえ知名度のある大手不動産会社であっても、実需向けの売買をメインにする会社であれば、投資用物件特有の相場観や取引の仕組みには疎い可能性があります。逆に、投資用マンション市場の動向を熟知している専門業者であれば、たとえ中小の不動産会社であっても、物件の価値を正しく評価した売却活動ができるでしょう。

三つ目は、「買取」と「仲介」の両方を柔軟に提案してくれるかどうか、という点です。「早期の現金化を優先するなら業者による直接買取、手元に残る金額を最大化したいなら仲介」といったように、それぞれの一長一短を踏まえつつ、オーナーの置かれた状況に合わせて適切な選択肢を誠実に提示してくれる業者こそ、信頼して売却活動を任せられる業者といえます。

ポイントは業者選び!逆ざやサブリース物件の売却を諦める必要はない

最初に取り組むべきは、現在の市場における自分の物件価値を正しく把握することです。物件価値の把握なくして、いかなる不動産も売却を検討することはできません。

また、たとえ収支が逆ざやの状態であっても、あるいは複雑なサブリース契約が継続していても、それだけの理由で売却を諦めないようにしてください。現状を打開できるかどうかは、適切な戦略の立案と信頼できるパートナー選びにかかっています。

サブリース特有の仕組みを深く理解し、投資用不動産の売却において豊富な実績を持つ業者へ相談することこそ、納得できる売却へつながる近道であることを理解しておきましょう。

高く売るためには?

投資用ワンルームマンションをお持ちの方には、昨今の複雑な情勢下による思わぬ不動産価格の下落などにより、頭を悩ませている方も少なくないのではないでしょうか?所有不動産を手放す際は、できるだけ損失を減らして高く売却するポイントを押さえ、適切な売却先を選ぶことが重要です。下記の記事ではマンション売却を成功させるポイントをまとめているので参考にしてみてください。

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