本記事では、千葉県のマンション売却相場、高く売るためのポイントなどについて詳しく述べています。千葉県でマンションの売却を考えている方はぜひ参考にしてください。
まず、千葉のマンション売却価格の相場についてチェックしてみましょう。
2021年10月の月例マーケットウォッチによると、千葉県の中古マンションは2020年4月コロナの影響で大幅に値段が下がりました。しかし同年5月以降は回復傾向に転じ、2021年9月は2ヶ月連続で高値を更新するという結果が出ています。
2021年10月のマーケットウォッチによると、成約した戸数はコロナが流行した影響で2021年4〜5月、急速に減りました。しかし、2021年6月には回復し、売れ行きは以前と同様なペースだと言われています。
2021年10月マーケットウォッチを見ると千葉県では、売り出されているマンションの数が2020年1月から1年2ヶ月で1,316戸、減少しています。成約戸数でみると、約3ヶ月分にあたる量だと言われているのもポイント。
マーケットウォッチのサマリーレポート(7~9月期)を基に、首都圏(東京・埼玉・千葉・神奈川)における中古マンションの成約㎡単価を年度ごとにまとめました。
成約単価㎡(万円) | 2019年7~9月 | 2020年7~9月 | 2021年7~9月 |
---|---|---|---|
首都圏全体 | 53.72 | 55.63 | 60.78 |
東京都 | 70.56 | 73.82 | 82.32 |
埼玉県 | 32.10 | 32.90 | 36.19 |
千葉県 | 28.24 | 29.22 | 32.99 |
神奈川県 | 43.27 | 45.21 | 49.02 |
参照元:公益財団法人東日本不動産流通機構(通称:東日本レインズ)『Market Watch サマリーレポート 2021年7~9月期』【PDF】(http://www.reins.or.jp/pdf/trend/sf/sf_202107-09.pdf)
公益財団法人東日本不動産流通機構の調査によると、首都圏(東京・埼玉・千葉・神奈川)の中古マンションの成約㎡単価(7~9月期)は、2019年~2021年の3年間において、いずれの地域も2021年度が最高値を記録しているとわかります。
千葉県のエリアごとの平均マンション売却価格をランキング形式にまとめましたので、ご覧ください。
順位 | エリア | 売却平均価格 |
---|---|---|
1位 | 浦安市 | 5,045万円 |
2位 | 市川市 | 3,887万円 |
3位 | 千葉市美浜区 | 3,347万円 |
4位 | 流山市 | 3,243万円 |
5位 | 千葉市稲毛区 | 3,216万円 |
6位 | 習志野市 | 3,209万円 |
7位 | 袖ケ浦市 | 3,175位 |
8位 | 船橋市 | 3,147万円 |
9位 | 柏市 | 3,125万円 |
10位 | 銚子市 | 3,123万円 |
11位 | 千葉市中央区 | 2,735万円 |
12位 | 千葉市花見川区 | 2,674万円 |
13位 | 我孫子市 | 2,590万円 |
14位 | 松戸市 | 2,568万円 |
15位 | 成田市 | 2,559万円 |
16位 | 館山市 | 2,482万円 |
17位 | 八千代市 | 2,350万円 |
18位 | 印西市 | 2,323万円 |
19位 | 木更津市 | 2,236万円 |
20位 | 印旛郡酒々井町 | 2,138万円 |
21位 | 君津市 | 1,996万円 |
22位 | 鎌ヶ谷市 | 1,995万円 |
23位 | 富里市 | 1,916万円 |
24位 | 佐倉市 | 1,881万円 |
25位 | 茂原市 | 1,762万円 |
26位 | 市原市 | 1,685万円 |
27位 | 野田市 | 1,683万円 |
28位 | 千葉市緑区 | 1,683万円 |
29位 | 白井市 | 1,617万円 |
30位 | 四街道市 | 1,559万円 |
千葉県でマンションを高く売るための5つのポイントについて述べていきます。
マンションを売る場合、業者によって査定額は大きく異なってくるため注意が必要です。売りたい物件がある地域で、豊富な実績を持っている業者をいくつか探しておきましょう。
マンションや家などの物件は大切な財産なので、売却の際は、安心して任せられる事業者を選びたいものです。「早く売りたい」という気持ちから、焦って業者選びを行うと後悔する可能性も。安心して依頼できる業者を見つけられるまで、査定を取り、しっかり比較することが重要です。
ネットで多くの無料一括査定サービスを利用すると、手軽に複数の業者から査定を取れるので、活用するのも◎
不動産の売買は、売り主と買取希望者が合意することではじめて成立します。査定額の根拠など、納得いくまで、しっかり説明してくれる業者を選ぶのがベスト。また、事業所ごとに、似た物件の売買実績を尋ねておきましょう。根拠をしっかり説明でき、豊富な実績を持つ業者に依頼すると、なるべくよい条件での取り引きに繋がります。
マンションや家などの物件を高く売るためには余裕を持ってスケジュールを組むことが大切です。なるべく高値で売るためには、値引き交渉の時間をかけたり、高い値段でも取り引きできる買い主を探したりする必要があります。なるべく好条件で売るためにも、時間に余裕を持って手続きを進めましょう。
業者と契約を取り交わすと、担当者と定期的に連絡を取り合うことになります。はじめて物件を売る場合、丁寧に話を聞き親身になって対応してくれるスタッフだと安心できます。
査定金額の根拠はもちろん、売りたい物件のメリットやデメリットについて説明してくれるかどうかもチェックしましょう。実力のある担当者であれば、デメリットに対する解決方法や提案をしてくれるはずです。
最後に、千葉県で投資用の物件を売る時の注意点についても触れておきたいと思います。
売る予定の物件が空室の場合、購入希望の方が内覧を行うことがあります。好条件で取引するため、内覧の前にハウスクリーニングを行い、なるべく美しく見せるよう心がけると◎です。
しかし、投資用の物件を「もっとよい条件で売りたいから」とリフォームを検討する方もいますが、そこまで行う必要はありません。ダメージを受けている箇所の修繕を行うことは大切ですが、大掛かりなリフォームを行うと費用がかかりすぎて、損してしまう可能性があるためご注意ください。
投資用の物件は、マイホームを売り出すのと全く異なり、どこの事業者でも扱っているわけではありません。
売りに出す場合、投資の物件を専門としている事業者にお願いすることが大切です。そのような事業者は、多くの投資家とのツテを持っており、売却をお願いすると、比較的早めに紹介してもらえる可能性があります