東京都内で最近人気が高いとされている、売り時の路線をご紹介します。不動産売却を考える際には、ぜひ参考にしてみてください。
株式会社長谷工アーベストによる「住みたい沿線ランキング2019」では、以下のような調査結果が出ています。
東京23区の主要路線である山手線や中央線が上位にランクインしています。全体的な傾向としては、東京・品川・新宿・池袋・渋谷といったターミナル駅にダイレクトなアクセスが可能な、西側のエリアが人気を占めているようです。
中でも山手線は環状運転を使用して、多くのビッグターミナル駅へのアクセスを可能としているところから、資産価値も中長期的に維持されることが予想できます。
ただし、これら不動の人気路線は、買うのも売るのも常に高額価格なのが当たり前。売り時の判断も難しく、悪く言えばうま味の少ないエリアとも考えられます。
対して「住み心地が良い」とされている路線は、その時や開発状況、流行など様々な要素によって人気が変動しています。
まだ住んだことのない人が考える「住みたい路線」とは違って、実際に住んだ人が感じる「住み心地が良い路線」には穴場の人気路線が多く、開発状況や周辺環境によって時々で移り変わるのが特徴です。
大東建託が首都圏と関西に住む人を対象に行った「住み心地路線ランキング」では、首都圏の「みなとみらい線」が1位にランクインしました。みなとみらい線は横浜から元町・中華街を結んでいる路線として知られており、マンション群や横浜中華街、元町ショッピングストリートなどが存在しています。
特にタワーマンションが多いことも、みなとみらい線が人気を集める理由の一つ。居住者の中に高所得者が多い点もまた、住む人の属性として評価されているようです。「治安が良い場所」を探している人に求められやすいエリアと言えるでしょう。
また都内へのアクセスが良い路線でもあるため、生活利便性や自然・観光にも困らない場所です。交通の利便性が良いため、職場へもアクセスしやすいでしょう。
ブルーラインは湘南台駅からあざみ野駅までを結んでいる市営地下鉄で、新幹線の止まる新横浜や、横浜・上大岡などのターミナル駅とも連携していることから、利便性が高い沿線の一つとして数えられています。
便利でありながら、自然や広い土地も兼ね備えていることから、のんびりとした生活を送りたい人や、豊かな環境で子育てをしたいご家庭にもおすすめ。実際に小学校の数が多く、家族世帯で暮らす人が多くいます。家族向けのスーパーやベビー用品店、ドラッグストアなども充実。
渋谷と押上を繋いでいる東京メトロの半蔵門線は、沿線上にオフィス街や学校が集まっているエリアが多いため、通勤や通学の利便性が高いと評価を受けています。渋谷駅・大手町駅などのターミナル駅にもアクセスできる点から、都内各所にアクセスするのに非常に便利と言えるでしょう。
半蔵門線上には、水天宮や清澄庭園といった観光名所もあるため、休日に出かけるスポットにも事欠きません。押上駅前に東京スカイツリーがオープンした点も、人気の一つ。
半蔵門線上では押上や錦糸町、清澄白河、住吉などの街が居住エリアとして人気。観光地としての賑やかさと、駅から少し離れた場所に位置する閑静な住宅街が住みやすさに繋がっています。
東京都の武蔵野市・小金井市・府中市を走るローカル線として知られています。駅数はわずか6駅、車両は4両という規模の小ささを持ちますが、豊かな自然とJR中央線の利便性が両立されているほか、都心部でありながらも比較的リーズナブルな家賃で住める点が魅力となっています。
武蔵野公園や野川公園といった大きな公園が沿線に隣接されているため、休日には家族や友人と楽しく過ごせるでしょう。気軽に立ち寄れるお出かけスポットが目白押しです。
また、終点の武蔵野境駅でJR中央線に乗り換えることもできるため、都心部に通勤を考えている人も利便性を享受できるでしょう。
高く売るためには?
投資用ワンルームマンションをお持ちの方には、昨今の複雑な情勢下による思わぬ不動産価格の下落などにより、頭を悩ませている方も少なくないのではないでしょうか?所有不動産を手放す際は、できるだけ損失を減らして高く売却するポイントを押さえ、適切な売却先を選ぶことが重要です。下記の記事ではマンション売却を成功させるポイントをまとめているので参考にしてみてください。